日経平均は144円安で取引終了、売り一巡後は下げ幅縮小
26日の日経平均株価は前日比144円28銭安の1万6229円86銭と反落して引けた。
地政学リスクの高まりを背景にした米国株安を嫌気した売りが先行し、日経平均は286円安で寄り付いたものの、その後は押し目買いも入って下げ幅を縮小した。塩崎厚労相がGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)改革に意欲を見せたとの報道でドル・円が109円台を回復したことも日本株の支えになった。
なお、日経平均の配当落ち分は90円強とみられている。
個別では、欧州系証券による投資判断の引き下げが観測されたジャパンディスプレイ(JDI) <6740> が大幅安。日本精工 <6471> は米系証券による投資判断の引き下げが嫌気されて売りが先行した。15年3月期業績予想を下方修正したダスキン <4665> は年初来安値を更新し、14年9月中間期の業績予想を引き下げた愛知時計電機 <7723> は一段安。15年3月期の純利益予想を減額した近鉄百貨店 <8244> もさえない。
半面、15年3月期業績予想を上方修正したファナック <6954> は急伸し、日経平均採用銘柄のなかで値上がり率トップ。スマホ向けゲームの好調が伝わったマーベラス <7844> も高い。15年3月期業績予想を上方修正した三晃金属工業 <1972> も引き締まった。15年2月期業績予想を上方修正したCFSコーポレーション <8229> も堅調。14年8月中間期の決算が市場コンセンサスを上回ったニトリホールディングス <9843> も買われた。(編集担当:宮川子平)
26日の日経平均株価は前日比144円28銭安の1万6229円86銭と反落して引けた。
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2014-09-26 15:00