新エネルギー自動車 普及に取り組む中国=中国メディア

 ハイブリッド車や電気自動車、燃料電池自動車などの「新エネルギー車」の普及に向けて、中国では地方ごとに大胆な優遇政策を取り始めている。中国メディア・西部網は23日、陝西省西安市が発表予定の新エネルギー車普及奨励政策について紹介する記事を掲載した。  記事はまず、2015年末までに同市内に充電施設を10700台分設置する予定であることを紹介。また、集中型充電設備建設への投資を奨励するために、20年までは設備の電力代を無料にすること、充電ステーション建設用地確保に向けた優先的な保障を実施するとした。  次に、利用者に対する優遇として同市内の公営駐車場、臨時駐車場、商店や観光スポットの駐車場に新エネルギー車専用の駐車スペースを設けるとともに、公営駐車場では2時間以内の駐車料金を無料にすることを挙げた。  また、自動車登録において新エネルギー車を独立して分類し、登録や車検などで専用手続き窓口の設置や休日・祝日のサービス電話窓口を開設することや、市内の路線バス専用レーンの通行を認めることなどを紹介した。  さらに、新エネルギー自動車の購入においても、取得税など税金の免除、行政からの購入補助金、初回の強制保険費用免除、自家用充電設備取り付け費用支給、環境基準未達車からの乗り換えに対する購入費用補助など多くの優遇措置が設けられるとした。  記事はこのほか、新エネルギー車普及促進策の一環として、路線バスやタクシー車両の新規購入における新エネルギー車導入の義務化、各種公共車両における新エネルギー車の割合を30%以上にすることなどが盛り込まれたと伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
ハイブリッド車や電気自動車、燃料電池自動車などの「新エネルギー車」の普及に向けて、中国では地方ごとに大胆な優遇政策を取り始めている。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-09-26 17:30