世界の航空市場 「中国が最大になる」とエアバス社=中国メディア

 中国メディア・経済参考網は9月29日、大型旅客機大手のエアバス社がこのほど発表した市場予測で「今後10年以内に中国が世界最大の航空市場になる」としたことを報じた。  記事は、同社が先日発表した世界航空市場予測で、2033年までの今後20年間において航空旅客数が年平均4.7%のペースで増加し、新たな旅客機1万9000機、貨物機1万2400機、総額4兆6000億米ドル(約504兆円)の需要がもたらされるとしたことを紹介した。  報告ではまた、アフリカ地域で中産階級の数が4倍になるなど、アジア、ラテンアメリカ、アフリカ、中東といった新興市場の経済成長が加速することが見込まれていることから、世界の拠点空港都市の数が現在のほぼ倍にあたる91カ所にあたるとの予測も示された。  記事は、エアバス顧客事務担当COOが「北米、ヨーロッパといった航空市場が成熟した地域でも成長を続けると同時に、アジアの成長がさらに注目を集めることになる。今後10年で、中国国内航空市場は世界最大の航空市場になるだろう」と語ったことを伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディア・経済参考網は9月29日、大型旅客機大手のエアバス社がこのほど発表した市場予測で「今後10年以内に中国が世界最大の航空市場になる」としたことを報じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-09-29 14:30