日経平均終値は80円高、「FF」新作好調でDeNAが高い

 29日の日経平均株価終値は、80円78銭高の1万6310円64銭と反発した。  前週末のNYダウの大幅反発や、外国為替市場で円安が進んだことから、日本株は朝方から買いが先行。日経平均は寄り付きで109円高の1万6339円を付けた。  その後はソフトバンク <9984> のマイナス転換や、値がさ株の軟調などで日経平均は伸び悩み、後場には33円高の1万6262円まで上げ幅を縮小。しかし、安倍首相の所信表明演説や為替の円安進行に反応し、午後2時過ぎから再び買いのムードが高まり、終値では1万6300円台を回復した。  個別株では、スマホ向け「FF」新作の好調なスタートが報じられたディー・エヌ・エー <2432> や、米ボーイングの787型機に主翼部材を供給する日機装 <6376> が急伸。8月中間期業績と自社株買いを発表したDCMホールディングス <3050> や、iPhone6の販売好調が物色材料となった村田製作所 <6981> なども強い動きを見せている。  また、今2月期予想を増額修正したアオキスーパー <9977> や、極小サイズのIoT向けマイクロサーバーを発表したぷらっとホーム <6836> 、前8月期予想を上方修正を発表したケイティケイ <3035> がストップ高まで買われた。  一方、今8月中間期営業益の大幅減見通しが報じられたイオン <8267> が軟調。9月の月次動向が伸び悩んだクスリのアオキ <3398> が売られたほか、9月中間期の業績拡大が観測されたコニカミノルタ <4902> は朝高後にマイナス転換し、第1四半期業績は増益を確保した三益半導体工業 <8155> も弱い動きとなっている。  業種別では、機械や空運、建設、食料品、金属製品株などが強い動きをみせた一方、パルプ・紙、石油・石炭製品、ノンバンク、銀行株などが弱含んでいる。(編集担当:片岡利文)
29日の日経平均株価終値は、80円78銭高の1万6310円64銭と反発した。
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2014-09-29 14:45