【今日のドル円】１１０円と転換線との攻防を注視、上値模索の動きは継続

　昨日、ドル／円は足元のレンジ（１０８．２５０～１０９．５２７円）を上抜けると、２００８年８月以来となる１０９．７４３円まで上伸。その後の下押しも１０９．１２７円までと、１０９円ちょうど付近で底堅さを見せた。足元での上値模索の動きは続いていると考えられ、もし昨日高値を突破できれば、１１０円ちょうどに向けた一段高もあるだろう。 　ただ、日足の一目均衡表の転換線が（本稿執筆時点では）１０８．９９６円に位置している点には留意したい。８月中旬以降は一度も引値で同線を割り込んでいないため、仮に割り込む事があれば調整局面入りのサインとなり得る。１１０円と転換線との攻防を注視したい。（執筆：外為どっとコム総合研究所　編集担当：サーチナ・メディア事業部）