日本精工が好業績観測で買い先行、その後は利益確定売り

 日本精工 <6471> が朝方に18円高の1595円まで買われたあと、売り圧力が高まりマイナス転換。午前11時過ぎには27円安の1550円まで下落している。  同社の9月中間期売上高は計画通りの4600億円程度、営業利益は会社計画を10億円程度上回る420億円前後になるもようと、30日付の日本経済新聞が報じており、朝方の買い材料となった。営業利益は7年ぶりに過去最高を更新すると見られている。  対ドル・対ユーロで円安が進んだことが利益押し上げ要因となったほか、北米の自動車生産拡大で電動パワーステアリングが好調となり、スマートフォン向けのベアリング需要などの拡大も寄与したという。  報道ベースの営業利益は市場予想を1.5億円程度上回っているものの、日精工の株価は25日に上場高値の1608円を付けるなど高値圏に位置しており、好業績観測で利益確定売りが出たもようだ。(編集担当:片岡利文)
日本精工が朝方に18円高の1595円まで買われたあと、売り圧力が高まりマイナス転換。午前11時過ぎには27円安の1550円まで下落している。
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2014-09-30 11:30