日経平均95円安のスタート、業績不振の吉野家HDが大幅安

  10日の日経平均株価は、95円18銭安の1万5785円15銭で寄り付いた。   前日のNYダウは17ドル安と小幅続落。米雇用統計の発表を前に様子見ムードが強まった。外国為替市場ではドルが104円台後半でもみあっており、日経平均は続落してスタートしたものの、その後は下げ幅を縮小している。   個別では、今2月期3Q業績が経常減益となった久光製薬 <4530> や、今2月期予想を大幅減額修正したエコートレーディング <7427> が売り気配でスタート。牛肉などの原価高が響き、今2月期3Qの大幅な最終赤字が継続した吉野家ホールディングス <9861> も急落している。   また、今2月期予想を修正し最終赤字に転落するはフェリシモ <3396> が軟調。三重県の工場で爆発事故が発生した三菱マテリアル <5711> や、今2月期3Qの最終赤字が44億円に拡大したカッパ・クリエイトホールディングス <7421> も売りが先行している。   一方、今2月期の配当予想を大幅増額したダイセキ環境ソリューション <1712> や、親会社で業績修正を発表したダイセキ <9793> が買い気配。今8月期1Qの営業利益が13.1%増と好調だったファーストリテイリング <9983> は大幅高となっている。   ほかにも、今11月期の過去最高益更新計画を打ち出したキユーピー <2809> は急伸しており、今2月期3Q決算が高進ちょくとなった歌舞伎座 <9661> 、高級ブランド品などの好調で今2月期3Q経常利益が急拡大した松屋 <8237> なども堅調となっている。(編集担当:片岡利文)
10日の日経平均株価は、95円18銭安の1万5785円15銭で寄り付いた。
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2014-01-10 09:00