国内証券がウシオ電の目標株価を引き下げ、「中立」は据え置き

 ウシオ電機 <6925> に対して、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が29日付でリポートを発行。目標株価を引き下げている。  同リポートでは、ウシオ電の今3月期の9月中間期営業利益を48億円と予想、会社計画の55億円には届かないと見通している。また、通期の営業利益予想は従来見通しの136億円から124億円に減額し、会社計画の140億円(前期比15.6%増)を大幅に下回ると分析した。  この要因として、光源事業は売上が会社計画を上回ると見ているものの、装置事業でDCP(シネマ用デジタルプロジェクタ)の台数落ち込みが予想以上に続いているとして、「装置事業は開発費負担があり売上未達が損益悪化につながりやすい」と指摘する。また、露光装置も台数が計画未達と見通している。  同証券では現状のバリュエーションは妥当水準として、レーティングは「ニュートラル(中立)」を継続。目標株価は1200円から1160円に引き下げた。  ウシオ電の30日の株価はジリ安となり、午後1時14分には37円安の1155円まで売らている。(編集担当:片岡利文)
ウシオ電機に対して、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が29日付でリポートを発行。目標株価を引き下げている。
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2014-09-30 13:30