日経平均は137円安で取引終了、卸売業が値下がり率トップ
30日の日経平均株価は前日比137円12銭安の1万6173円52銭と反落して引けた。欧米株安やドル・円の下落を背景に売りが先行。寄り付き前に発表された8月鉱工業生産が市場予想を下回ったことも嫌気された。日経平均は前場に下値を模索し、前引け直前に下げ幅を250円超に拡大。円の上昇一服を受けて後場から下げ渋ったものの、戻りは限られた。
個別では、15年3月期の利益予想を下方修正した住友商事 <8053> が下落。伊藤忠商事 <8001> 、三菱商事 <8058> など総合商社が軒並み売られ、東証業種別株価指数で「卸売業」が値下がり率トップとなった。15年3月期業績予想を下方修正した遠藤照明 <6932> も軟調。15年2月期業績予想を下方修正したユニーグループ・ホールディングス <8270> も弱含みで推移した。
半面、国内証券による強気のリポートが観測されたセイコーホールディングス <8050> は急伸。子会社が大日本住友製薬 <4506> と特許実施許諾契約を締結したアイロムホールディングス <2372> も高い。照射角3倍のヘッドライト開発と報じられた市光工業 <7244> も堅調。カップヌードルの値上げを発表した日清食品ホールディングス <2897> も物色された。(編集担当:宮川子平)
30日の日経平均株価は前日比137円12銭安の1万6173円52銭と反落して引けた。
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2014-09-30 15:00