複数のソーシャルメディアで影響力を持つ「ソーシャルパワー女子」が台頭

「アルファブロガー」に代わって、複数のソーシャルメディアで情報発信する「ソーシャルパワー女子」の影響力が拡大している――サイバーエージェントが運営する女性ソーシャルユーザーのネットワーク「Ameba Meister(アメーバマイスター)」が2014年9月に、20-30代の一般女性500名を対象とした「ソーシャルメディア」の実態調査を行ったところ明らかになった。20-30代の女性の約8割以上が普段からソーシャルメディアを閲覧する習慣があり、購買行動などは複数のソーシャルメディアから影響を受けていることがわかった。(グラフは、「ソーシャルメディアの実態調査」の一部。提供:サイバーエージェント)
「Ameba Meister」は2014年8月末に会員数が10万人を突破したことを記念して、一般女性を対象としたアンケートを企画。2014年9月17日-19日の期間で、インターネットを通じて20-30代女性500名を対象に、「ソーシャルメディア」に関する実態調査を実施した。
調査ではまず、「普段、ソーシャルメディアを閲覧することがありますか?」と質問したところ、54%が「よくある」、30%が「たまにある」と回答した。閲覧することが多いソーシャルメディアを複数回答で質問したところ、「Facebook」(63%)、「ブログ」(60%)、「Twitter」(44%)、「Instagram」(19%)、「Google+」(6%)などが上位にあがった。
さらに、「ソーシャルメディア上の投稿を見て、企業・店舗の商品やサービスに対する興味・関心が高まったことはありますか?」という質問では、61%が「ある」と回答。具体的に興味・関心が高まるきっかけとなったソーシャルメディアとして、「ブログ」(59%)、「Facebook」(55%)、「Twitter」(35%)の順だった。ただし、単一ではなく、複数のソーシャルメディアから影響を受けている女性が多いことが特徴。たとえば、「ブログ」から企業・店舗の商品やサービスに興味・関心が高まったと回答している女性でも、「ブログ」以外のソーシャルメディアを同時にあげている人が58%と、約6割にのぼっている。
このような結果を受け、サイバーエージェントでは、「昨今では、単一ではなく複数のソーシャルメディアが女性たちの消費行動に影響をおよぼしている。これまで、ソーシャル上での影響力が語られる際には『アルファブロガー』に代表されるように、単一のソーシャルメディアにおける発言力のみが重視されてきたが、近年では、投稿内容を別のソーシャルメディアに自動反映させるなどの連携が進んだことで、複数のソーシャルメディアで影響力を持つユーザーの数も増加している」と分析している。
そこで「Ameba」では、複数のソーシャルメディアにおいて影響力を持つ女性を「ソーシャルパワー女子」と定義。「Ameba Meister」においても、積極的にソーシャルパワー女子をネットワークしている。
「Ameba Meister」は、ブログ、Twitter、Facebookの3大ソーシャルメディアのPV・フォロワー数・フレンド数について3つすべてが一定の基準を満たしたソーシャルメディアにおける情報発信力の高い20代-40代の女性、約10万人が会員登録している。
たとえば、ブログPV数は20-30代の一般女性の月間平均100PV未満が最多回答(55%)だったが、Ameba Meister会員は月間平均が約25000PVだった。同様に、Twitterフォロワー数は一般が平均108人のところ、会員は平均が約500人。Facebook友達数は、一般の平均97人に対して、会員の平均は約400人になっている。
さらに、Ameba Meisterの会員は、専門的な情報・知識に関する情報発信意欲が高く、リアルな場でも特定分野の専門家として活動している会員が多く、全体の2割以上は個人事業主(フリーランス)として仕事をしているという特徴がある。(編集担当:風間浩)
「ソーシャルパワー女子」の影響力が拡大している――サイバーエージェントが運営する女性ソーシャルユーザーのネットワーク「Ameba Meister(アメーバマイスター)」が2014年9月に、20-30代の一般女性500名を対象とした「ソーシャルメディア」の実態調査を行ったところ明らかになった。(グラフは、「ソーシャルメディアの実態調査」の一部。提供:サイバーエージェント)
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2014-09-30 17:15