大和証券がNTTデータの投資判断を引き上げ

 大和証券が9月30日付で、NTTデータ <9613> に対するリポートを発行。投資判断を引き上げている。  同リポートでは、NTTデータの懸念材料であった大規模な不採算案件は「中長期視野で解消方向にある」と指摘。今3月期の第2四半期には20億―50億円程度の追加損失が発生する可能性が高いとみているものの、これを最後に大型損失が一段落となると分析している。  会社側が予想を開示していない9月中間期業績については、買収企業の連結寄与などから売上高は大和証券の想定(6715億円)を超過し、6866億―6930億円に拡大すると予想。営業利益は不採算案件の縮小により、前年同期の26億円から180億―220億円に拡大し、大幅増益になりそうだとコメントしている。  また、同リポートでは来期、再来期の営業利益予想を従来見通しから増額しており、「今後の長期拡大が予想されるマイナンバー特需の中核銘柄である」とも指摘。レーティングを「2(アウトパフォーム)」から「1(買い)」に引き上げ、目標株価は4850円としている。  NTTデータの株価は、前場に120円高(3.0%高)の4070円まで上昇。同社株は2月27日に4315円の年初来高値を付けている。(編集担当:片岡利文)
大和証券が9月30日付で、NTTデータに対するリポートを発行。投資判断を引き上げている。
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2014-10-01 13:15