国慶節連休を迎えた中国、日本では「中国人観光客」に期待の声=中国メディア

 10月1日の国慶節(建国記念日)を迎え、中国では大型連休が始まった。中国メディアの中国日報網は9月30日、円安によって外国人が日本を旅行で訪れるうえでのコストが低下していると指摘、さらに今年の国慶節連休は長めであるため、「日本では昨年以上に多くの中国人が訪日すると期待の声が高まっている」と伝えた。  記事は、経済アナリストの分析を引用したうえで、「けん引力に欠ける日本経済にとって、中国という巨大な市場は魅力的」と指摘。一部の日本人が歴史問題で徹底的かつ真摯に反省し、日中関係を改善する努力を見せれば、中国が日本経済のけん引力になれるとの見方を示した。  続けて、共同通信の報道を引用し、2014年8月までに訪日した中国人外客数が過去最高となったことを指摘、「中国人観光客が日本各地に経済効果をもたらす一方で、中国語ガイドの不足といった問題も顕在化している」と論じた。  さらに、中国人向け旅行会社の関係者の発言として、国慶節連休を含めた10月の訪日中国人数は「13年比で50%増となる見通し」と紹介したうえで、「日本を訪れる中国人観光客数を増やすであろう最大の理由は円安」だと伝えた。  記事は、尖閣諸島(中国名:釣魚島)をめぐる対立や東日本大震災によって日本を訪れる中国人観光客は一時的に減少したものの、円安の進行によって再び増加していると指摘。14年1-8月の中国人外客数は154万人に達し、すでに過去最高を記録した12年通年の142万人を上回ったと指摘したうえで、「東京・銀座では買い物に熱を上げる中国人の姿が多く見られる」と伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Nicholas Han/123RF.COM)
10月1日の国慶節(建国記念日)を迎え、中国では大型連休が始まった。中国メディアの中国日報網は9月30日、円安によって外国人が日本を旅行で訪れるうえでのコストが低下していると指摘、さらに今年の国慶節連休は長めであるため、「日本では昨年以上に多くの中国人が訪日すると期待の声が高まっている」と伝えた。(イメージ写真提供:(C)Nicholas Han/123RF.COM)
china,economic,japan
2014-10-01 14:30