日経平均終値は91円安、ドルの110円台乗せを好感も後場に失速
10月1日の日経平均株価終値は、91円27銭安の1万6082円25銭と続落。
前日のNYダウが小幅続落となった一方、外国為替市場でやや円安が進んだこともあり、朝方の日経平均は売り・買いともに勢いを欠き、13銭安の1万6173円で取引をスタート。
その後の日経平均は一時77円安まで下げたものの、為替市場でドルが6年1カ月ぶりの110円台を付けると、午前10時台にプラス転換。ただし、後場に円安進行が落ち着くと、日経平均は再びマイナス圏に押し戻され、大引け前には利益確定売りから急失速した。
個別株では、電力各社による再生可能エネルギーの買い取り手続き中断に関連し、サニックス <4651> やエヌ・ピー・シー <6255> 、エナリス <6079> などが大幅安。
また、今3月期の営業益予想を下方修正したイビデン <4062> が急落したほか、9月中間期営業益が市場予想を下回ると観測されたニコン <7731> も弱含んでいる。
一方、8月中間期業績が最終黒字で着地したアダストリアホールディングス <2685> が急伸。国内証券が投資判断を引き上げたNTTデータ <9613> や、8月中間期の好調で通期見通しを上方修正したスター精密 <7718> 、8月中間期業績を上積みしたダイヤモンドダイニング <3073> なども買われ、今5月期1Qの好決算が材料視された日本プロセス <9651> は一時ストップ高を付けた。
業種別では、証券、ノンバンク、鉱業、機械、金属製品株などが売られたのに対して、水産、倉庫、陸運、銀行、繊維株などが底堅い動きを見せた。(編集担当:片岡利文)
10月1日の日経平均株価終値は、91円27銭安の1万6082円25銭と続落。
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2014-10-01 15:00