サムスン、社内の文書ソフトを「Word」にシフト=中国メディア

 中国メディア・cnBetaは1日、韓国・サムスン電子が内部で20年にわたり使用してきた自前の文書作成ソフトを、米マイクロソフト(MS)のWord(ワード)に置き換えることを決定したと先月30日に発表したことを報じた。  記事は、同社が来年1月1日より世界の各地の事務所でWordの使用を開始し、これまで使用してきた自社製のソフト・JungUmから切り替えるとし、主な理由として「自前のオフィスソフトには互換性の問題が存在していた」ことを挙げた。  また、この発表の1週間前に同社副会長がMSのサトヤ・ナデラCEOと会談したばかりであることを紹介。会談の趣旨が「MSが今年8月に関連特許の侵害を理由にサムスンを訴えたことで悪化している両者の関係修復にある」としたうえで、先月30日の発表が「関係修復のための階段が順調に進んだことを示すシグナルかもしれない」、「MSがノキアを買収してから初めて、サムスンに対してAndroid特許料についての譲歩を見せた」と分析した。  記事はさらに、韓国を訪問してサムスン幹部と会談したナデラCEOが同国政府関係者やLGの幹部とも会談を行ったことを伝えた。そして、マイクロソフトが釜山に建設を計画しているデータセンターの商談が順調に進み、LGとは物流ネットワークでの協力について話が及んだとの情報があるとした。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)mettus/123RF.COM)
中国メディア・cnBetaは1日、韓国・サムスン電子が内部で20年にわたり使用してきた自前の文書作成ソフトを、米マイクロソフトのWord(ワード)に置き換えることを決定したと先月30日に発表したことを報じた。(イメージ写真提供:(C)mettus/123RF.COM)
china,korea,america,economic,technology
2014-10-01 23:15