NSユナイテッド海運は中低株の出遅れとして人気化の兆し
NSユナイテッド海運 <9110> に出番が回りそう。昨年12月に上昇したばら積み船運賃のバルチック海運指数が、新年に入り軟化、やや調整機運を強めているが、中低位株への物色人気が大きく盛り上がる中、同社の存在に注目する向きが増えつつある。
信用買い残の推移を見ると、昨年10月25日申し込み現在で439万株に過ぎなかったが、その後一貫して増加し、直近12月27日現在では698万株にまで膨らんできた。同社は個人投資家層に抜群の人気を誇り、人気復活への先回り的な買いが流入してきていることがうかがえる。
業績も好調で、今2014年3月期の経常利益は、9月中間決算発表時に50億円から72億円(前期25億円)に大幅に引き上げられた。そして未定としていた今期の配当についても期末に6円配を表明。3年ぶりの復配など、会社側でも先行きに自信を持ちつつある。
昨年夏場にかけてのバルチック海運指数の上昇が9月中間決算の好調の背景となったが、昨年12月の上昇はそれを上回る水準で、今期業績のさらなる好調に期待が寄せらるところ。
同社は2010年10月1日に新和海運と日鉄海運が合併して誕生したが、その効果をフルに発揮するための中期経営計画を策定している。5つの重点戦略として国内外の顧客向け輸送サービスの深化・拡充、アジアを中心とする新興国商圏の獲得、安全・安定運航の徹底と、バランスの取れた船隊拡大、グローバル展開に向けた組織強化と人材育成、増大する資金需要への対応と財務健全性の維持が重点ポイント。2014年3月期に経常利益100億円を達成の上、2016年3月期には150億円の確保を目指している。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
NSユナイテッド海運に出番が回りそう。昨年12月に上昇したばら積み船運賃のバルチック海運指数が、新年に入り軟化、やや調整機運を強めているが、中低位株への物色人気が大きく盛り上がる中、同社の存在に注目する向きが増えつつある。
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2014-01-10 10:30