スカイマークが東京市場の全面安の中で逆行高、久々に明るい材料
2日の東京株式市場は日経平均が急落の始まりとなり、朝寄り後に225円94銭安(1万5856円31銭)まで下げて約2週間ぶりに1万6000円台を割った。欧州中央銀行(ECB)理事会などを前に英、独、仏などの株価が全面安となり、NY株式もISM製造業指数の不振などから238ドル安の急落。東京市場も、9時20分現在は東証1部1830銘柄のうち値上がり銘柄数が85(4%)にとどまっている。
この中で、スカイマーク <9204> は7%高の210円(14円高)まで上げて逆行高となり、日本航空 <9201> や全日本空輸 <9202> の下落と見比べても強さの目立つ始まりとなった。エアバス社の旅客機購入キャンセルにともなう違約金の減額交渉を始めたことが1日、明らかになったと今朝の日本経済新聞が伝え、久々に明るい材料が飛び出した。
スカイマークは2011年に最新の超大型機「A380」6機を総額約1900億円(現在価格)で購入する契約を結んだが、一部代金の支払いが滞り、エアバスは7月下旬に契約を解除。違約金が最大7億ドル(約770億円)になる可能性があると通告していたという。
株価はこの違約金報道が出た7月下旬に急落し、その後は急落幅の半値戻しの水準になる200円前後で小動きを続けている。違約金問題にカタがつくまで本格的な上昇相場は見込めないようだが、急落後の水準訂正という範囲では株価回復の余地があるようだ。まずは75日移動へ金の水準になる240円を想定することができ、さらに当面は急落時の「マド」(罫線の途切れた部分)を埋める250円台が上値メドとされている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
2日の東京株式市場は日経平均が急落の始まりとなり、朝寄り後に225円94銭安(1万5856円31銭)まで下げて約2週間ぶりに1万6000円台を割った。
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2014-10-02 10:00