医療ツーリストの満足度調査、日本と韓国に「大差」=韓国華字メディア

 近年、韓国では外国人が医療目的で訪韓する「医療ツーリズム」が盛り上がりを見せている。だが、韓国文化体育観光部が発表した調査によれば、外国人の韓国の医療サービスに対する満足度は、日本の医療サービスに対する満足度を大きく下回っていることが判明し、韓国の亜洲経済(華字版)は「優越感に浸っていた韓国の整形業界に衝撃が走った」と伝えた。  記事は、韓国文化体育観光部が直近2年間に医療ツーリズムで日本や韓国を訪れた310人の外国人を対象に調査を実施したことを紹介。検診や整形外科、一般外科、眼科、産科など複数の項目において、医療サービスに対する満足度は日本が韓国を上回っていたと紹介した。  続けて、検診に対する満足度では、日本が67.7%であったのに対し、韓国はわずか26.1%にとどまったことを指摘したほか、整形外科においても日本は61%、韓国は41.9%にとどまったと伝えた。  さらに韓国の医療サービスに対する満足度が日本より低かった原因として、記事は「高額すぎる費用」を挙げ、「日本と韓国の医療水準は同等だ」と主張する一方、韓国の費用は日本より20-50%ほど高いと指摘した。さらに韓国の医療サービスが高額になる背景には「仲介業者」の存在があるとしたほか、一部の違法な仲介業者が韓国の医療サービスに対する信頼を損ねていると主張した。  続けて記事は、韓国保健産業振興院の責任者の発言として、「日本が医療ツーリズムに取り組み始めたのは韓国より遅かったものの、外国人の信頼を得ることに成功している」とし、日本の医療ツーリズムに対して「韓国は危機感を抱くべき」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
近年、韓国では外国人を対象とした美容整形などの「医療ツーリズム」が盛り上がりを見せている。韓国文化体育観光部が直近2年間に医療ツーリズムで日本や韓国を訪れた310人の外国人を対象に調査を実施したことを紹介。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-10-02 10:30