日経平均は420円安と大幅続落、下げ幅は8月8日以来の大きさ
2日の日経平均株価は前日比420円26銭安の1万5661円99銭と大幅に続落して引け、終値としては9月1日以来の安値を付けた。下げ幅は8月8日(454円安)以来の大きさ。
東証1部の業種別株価指数では全33業種が下落した。三井不動産 <8801> など不動産株の下げがきつく、ホンダ <7267> など自動車株や、セイコーエプソン <6724> などハイテク株も軟調。空運株では、スカイマーク <9204> が逆行高したが、日本航空(JAL) <9201> 、ANAホールディングス <9202> は安い。
欧州景気など先行き不透明感を背景に売りが先行した。前場は円の上昇が嫌気されて輸出関連株を中心に下値を模索。後場になると円は上値が重くなったが、日経平均の戻りは鈍く、終盤に下げ幅を拡大した。
個別では、15年3月期業績予想を下方修正したエンシュウ <6218> やエンカレッジ・テクノロジ <3682> が売られた。14年11月期第3四半期で営業益77%増の不二越 <6474> が利益確定売りに押されて急落。15年2月期業績予想を下方修正した新星堂 <7415> も大幅安となった。
半面、関節リウマチプロジェクトが経産省の助成事業に採択されたファーマフーズ <2929> は急伸。ローソン <2651> と資本業務提携を締結したポプラ <7601> が高く、コロワイド <7616> による買収が報じられたカッパ・クリエイトホールディングス <7421> も堅調に推移した。(編集担当:宮川子平)
2日の日経平均株価は前日比420円26銭安の1万5661円99銭と大幅に続落して引け、終値としては9月1日以来の安値を付けた。
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2014-10-02 14:45