【株式市場】「エボラ熱」による経済活動の萎縮も懸念され日経平均1万6000円割る

◆日経平均の終値は1万5661円99銭(420円26銭安)、TOPIXは1280.15ポイント(38.06ポイント安)、出来高概算(東証1部)は26億6102万株   2日後場の東京株式市場は、香港でデモが継続と伝えられたほか、米国で「エボラ出血熱」の感染例が確認されたことによる人的な移動制限や経済活動の萎縮を懸念する様子があり、トヨタ自動車 <7203> や三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> などがジリ安基調を続け、三井物産 <8031> も高下しながら下値を切り下げるなど、主力株の重さが間だった。   日経平均の先物には断続的に売りが出たとされ、日経平均は大引けにかけて435円85銭安の1万5646円40銭まで下げ、9月17日以来の1万6000円割れとなった。下げ幅は8月8日以来の大きさだった。   中で、回転寿司のカッパ・クリエイトホールディングス <7421> はコロワイド <7616> による買収の観測を材料に後場も堅調で、きちり <3082> やハイデイ日高 <7611> などの外食銘柄も高い。日本エアーテック <6291> はバイオハザード対応設備を手がけるとされてエボラ出血熱を思惑材料に急伸し、ラオックス <8202> (東2)は国慶節連休の中国人観光客に期待と出直りを強め、株式分割を発表したアスカネット <2438> (東マ)は急反発。日本プロセス <9651> (JQS)は第1四半期決算が好調で急伸した。   東証1部の出来高概算は26億6102万株(前引けは12億5199万株)、売買代金は2兆5939億円(同1兆1765億円)。1部上場1830銘柄のうち、値上がり銘柄数は40(同67)銘柄、値下がり銘柄数は1788(同1735)銘柄。   また、東証33業種別指数は全業種(前引けも全業種)が値下がりし、値下がり率の低い業種は、鉱業、石油・石炭、小売り、パルプ・紙、食料品、水産・農林、医薬品、サービス、証券・商品先物などだった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
日経平均の終値は1万5661円99銭(420円26銭安)、TOPIXは1280.15ポイント(38.06ポイント安)、出来高概算(東証1部)は26億6102万株。
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2014-10-02 15:45