日経平均寄り付きは45円安、直後にプラス転換しもみ合いに

 3日の日経平均株価は、45円51銭安の1万5616円48銭で寄り付いた。  前日のNYダウは3ドル安と4日続落。ほぼ1カ月ぶりの安値水準を付けた。また、外国為替市場でドルが108円台半ばと円高基調が続いたことで、日本株には逆風となり、日経平均は売りが先行して取引を開始した。  ただし、寄り付き直後に買い戻しの動きがあり、日経平均はプラスに転換している。  個別株では、9月の国内ユニクロ既存店売上が大幅増となったファーストリテイリング <9983> が買い気配。エアバスへの違約金は200億円規模で大筋合意と報じられたスカイマーク <9204> 、8月中間期純利益が2%増となったわらべや日洋 <2918> などもが買い気配となった。  また、6期ぶりに復配の見通しとなったエスプール <2471> が急騰しており、多目的ガスの運搬船事業に参入と報じられた三井造船 <7003> は堅調となっている。  一方、8月中間期営業益が市場予想に届かなかったセブン&アイ・ホールディングス <3382> は売りが先行しており、バングラデシュで二輪車工場の運営計画が報じられたホンダ <7267> や、岡山に搾油工場を新設すると報じられたJ-オイルミルズ <2613> が軟調。今2月期予想の下方修正を発表したマックハウス <7603> も弱い。(編集担当:片岡利文)
3日の日経平均株価は、45円51銭安の1万5616円48銭で寄り付いた。
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2014-10-03 08:45