米久は年初来高値、中間期は計画上ブレ、通期見通しを上方修正

 米久 <2290> は5日続伸し、1日の年初来高値を上回った。午前9時5分には73円高(5.54%高)の1389円を付けている。2日引け後に中間期の決算を発表し、同時に15年2月期利益予想を上方修正したことが買い材料視された。  14年8月中間期の売上高は前年同期比8.0%増の747億1100万円、営業利益は22億8500万円(前年同期の約17倍)、純利益は15億2800万円(前年同期は1億5800万円の赤字)で着地。6月30日に見込んだ従来計画を上回った。加工品事業では、主力商品のベーコンや主力コンシューマ商品の「御殿場高原あらびきポーク」などが伸長し、大幅な増収増益を確保。食肉事業は相場が前年同期を上回る水準で推移するなかで生産事業の収益が増加。採算性を重視した営業活動が奏功し、黒字に転じた。  通期業績予想は、売上高の1500億円(前年同期比4.1%増)を据え置いたものの、営業利益を32億円から37億円(同86.0%増)、純利益を23億円から27億円(同3.0倍)に引き上げている。(編集担当:宮川子平)
米久は5日続伸し、1日の年初来高値を上回った。
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2014-10-03 09:15