サムスンの「スマホ事業」は衰退しつつある=香港メディア

香港メディアの鳳凰網は2日、韓国のサムスン電子の2014年第3四半期における業績がさらに下振れする可能性があると指摘する記事を掲載し、「市場をリードしてきたサムスンのスマートフォン事業が衰退しつつある」と主張した。
記事は、サムスンが10月7日前後に第3四半期の業績予想を発表する見通しだとする一方、アナリストの分析を引用し、「第3四半期の業績は3年ぶりの低水準にとどまる可能性があり、業績は第4四半期から回復すると予想されている」と伝えた。
続けて、サムスンがスマートフォン事業で巨額の利益を得た日々はすでに過ぎ去ったとし、その理由として“ハイスペック市場”では「利益の大半はアップルが得ているから」と論じた。さらに小米(シャオミ)をはじめとする中国のスマートフォンメーカーが“ローエンド市場”におけるサムスンの利益を侵食していると指摘した。
一方で、サムスンがノキアのように没落する可能性については否定する声が多いとし、「サムスンにはいち早く過ちを修正するという企業文化があるため」と指摘。
さらにサムスン幹部のD.J. Lee氏の発言として「スマートフォン事業の不調は一時的なもの」であり、その根拠としてサムスンのスマートフォン「Galaxy Note 4」の予約状況が過去のモデルに比べて好調であることを挙げた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)manaemedia/123RF.COM)
香港メディアの鳳凰網は2日、韓国のサムスン電子の2014年第3四半期における業績がさらに下振れする可能性があると指摘する記事を掲載した。(イメージ写真提供:(C)manaemedia/123RF.COM)
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2014-10-03 10:00