日経平均終値は46円高、引け間際にプラス転換し高値引け
3日の日経平均株価終値は、46円66銭高の1万5708円65銭と4日ぶり反発。
前日のNYダウが小幅安となったことに加え、外国為替市場で円高基調が続いたことから、日経平均は45円安の1万5616円と売りが先行して寄り付き。すぐにプラス転換し、午前9時台には1万5700円台に達する場面があったものの、今夜に米国で雇用統計発表を控えた警戒感もあり、再度売り転換。その後は何度か前日終値前後まで買われたが、すぐに押し戻される展開が続いた。
ただし、大引け間際にはファーストリテイリング <9983> など寄与度の高い銘柄の上昇もあり、前日終値を大きく超過。高値で取引を終えた。
個別株では、同社の住宅用太陽光発電システムが電力会社の回答保留の対象ではないと発表したグリムス <3150> がストップ高。8月中間期の純利益予想を大幅上方修正したシー・ヴイ・エス・ベイエリア <2687> も大幅高となり、エアバスへの違約金が当初見通しより大幅減額で合意と報じられたスカイマーク <9204> も急騰した。
さらに、8月中間期業績が上ブレし通期見通しを上方修正した米久 <2290> や、ノバルティス社との創薬共同研究開発契約を延長したペプチドリーム <4587> が大幅高となり、9月の国内ユニクロ既存店売上が大幅増となったファーストリテイリングも強含んでいる。
一方、6期ぶりの復配見通しを発表したエスプール <2471> が朝高後に売られたほか、国内証券が目標株価を引き下げたショーワ <7274> も急落。
今2月期予想の下方修正を発表したマックハウス <7603> や、岡山での搾油工場新設が報じられたJ-オイルミルズ <2613> 、米映画製作会社に約270億円を出資するソフトバンク <9984> なども弱含んでいる。
業種別では、建設、化学、食料品、タイヤ株などは底堅い動きをみせた一方、不動産、パルプ・紙、電力・ガス、ノンバンク、鉱業株などが軟調となっている。(編集担当:片岡利文)
3日の日経平均株価終値は、46円66銭高の1万5708円65銭と4日ぶり反発。
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2014-10-03 13:45