中国がスマートフォンの「激戦区」に=中国メディア

米アップル社の最新スマートフォン「iPhone 6」が中国で正式に発売されることが決まった。中国メディアの一財網はこのほど、「転売目的のバイヤーにとっては金儲けの夢がやぶれた」とする一方、iPhone 6の発売によって中国のスマートフォン市場では「激しい戦いの火蓋が切られることになる」と論じた。
記事は、世界最大のスマートフォン市場である中国は、アップルやソニーのほか、韓国のサムスンやLG、中国メーカーの小米(シャオミ)や華為(ファーウェイ)といったメーカーが争いを繰り広げる「戦略上、重要な市場」だと指摘。
続けて、中国市場はアップルにとっても「最大のマーケットだ」とし、市場調査会社「IDC」の関係者の発言として、「中国には約5000万人のiPhoneユーザーがいる」と紹介した。
続けて、中国でのiPhone 6の販売台数は月400万台に達する可能性があるとし、「iPhone 6は中国市場におけるアップルの地位を固める役割を果たす可能性がある」と論じた。
また記事は、ソニーについて「競争激化によってモバイル事業が不振に陥っている」と紹介したうえで、「ソニーは“一流のスマホブランド”という枠組みから外れつつある」と論じた。
さらに「ソニーのスマートフォンはハイスペックであるものの、“上”からアップルとサムスンに押さえつけられ、コストパフォーマンスが高い中国メーカーが“下”から追い上げている」と指摘、iPhone 6の発売によって中国市場でさらなる苦境に直面する可能性もあると論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C) phartisan/123RF.COM)
米アップル社の最新スマートフォン「iPhone 6」が中国で正式に発売されることが決まった。中国メディアの一財網はこのほど、「転売目的のバイヤーにとっては金儲けの夢がやぶれた」とする一方、iPhone 6の発売によって中国のスマートフォン市場では「激しい戦いの火蓋が切られることになる」と論じた。(イメージ写真提供:(C) phartisan/123RF.COM)
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2014-10-03 15:30