「日本が最大の勝ち組」と英紙 ミャンマーの「外資銀行免許交付」で=中国メディア

ミャンマーが半世紀ぶりに外国資本に銀行業務を開放し、ミャンマー政府はアジアの銀行9行に銀行免許を交付した。中国メディアの参考消息は3日、英紙フィナンシャル・タイムズの報道を引用し、「銀行免許が交付された銀行9行のうち3行が日本のメガバンクだった」とし、ミャンマーの銀行免許の取得において日本が最大の勝ち組になったと伝えたと紹介した。
記事は、ミャンマー政府が交付した銀行免許には多くの制限があると指摘する一方、東南アジア・中国・インドに囲まれている好立地にある手付かずのマーケットであるミャンマーの開拓を狙う企業にとっては「重要な一歩だ」と指摘。
日本のメガバンクのうち、銀行免許の交付があったのは三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3行だ。そのほかの6行はシンガポールから2行、中国、タイ、マレーシア、オーストラリアからそれぞれ1行ずつとなっている。
記事は、オーストラリアのオーストラリア・ニュージーランド銀行の関係者の発言として、「ミャンマーの国土の大きさ、潜在力、中国やインドに接する地理的条件の良さなどから、ミャンマーの成長率は今後、アジアでも有数の高さになる可能性がある」と論じた。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナルによれば、高い潜在力を持つミャンマー市場への参入を求めて25行がミャンマー政府に免許申請を行っていた。ミャンマーと国境を接する中国やタイからは1行ずつが選ばれたのに対し、日本から全体の3分の1にあたる3行が選ばれたことについて、記事は「日本が最大の勝ち組になった」と伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
ミャンマーが半世紀ぶりに外国資本に銀行業務を開放し、ミャンマー政府はアジアの銀行9行に銀行免許を交付した。(イメージ写真提供:123RF)
china,economic,japan
2014-10-04 11:30