日経平均は173円高スタート、米雇用統計を好感した米株高や円安進行で

 6日の日経平均株価は前週末比173円63銭高の1万5882円28銭で寄り付いた。前週末に発表された米9月雇用統計が市場予想を大幅に上回ったため、投資家心理が改善した。米国株が上昇したほか、円安の進行でドル・円が109円台後半まで切り返したため、自動車株や機械株、金融セクターなどが強含んでいる。  個別では、15年5月期第1四半期で営業益2.7倍のミタチ産業 <3321> や15年3月期業績予想を上方修正した遠藤製作所 <7841> が買い気配スタート。東証1部への指定承認を受けた朝日放送 <9405> も買いを集めた。「ファビピラビル(商品名アビガン)」を投与されたエボラ感染のフランス人女性が退院したと伝わった富士フイルムホールディングス <4901> も高い。  半面、15年2月期業績予想を下方修正したセキド <9878> やチヨダ <8185> は軟調。14年12月期業績予想を下方修正したOATアグリオ <4979> は売り気配となった。(編集担当:宮川子平)
6日の日経平均株価は前週末比173円63銭高の1万5882円28銭で寄り付いた。
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2014-10-06 08:30