日本の小売業界が期待する中国人観光客の購買力=中国メディア

 中国メディアの人民日報は4日、中国で1日から国慶節(建国記念日)の大型連休に入ったことで、日本各地における中国人観光客の数が平時に比べて明らかに増えていると紹介、中国人の購買力が高まるに連れ、日本の小売業界では中国人観光客に対する期待も年々高まっていると論じた。  記事は、銀座にある免税店に取材を行ったことを紹介、同免税店では今年の国慶節連休中、中国人観光客の数は昨年の約2倍に達し、売り上げも2倍以上になっていると伝えた。  続けて、日本の小売業界やサービス業界では中国の国慶節連休という商機をつかむべく、さまざまな取り組みを行っているとし、国慶節を祝うポスターを掲示したうえで中国語の通訳スタッフや中国人観光客専用のサービスカウンターを設置している店も多いと紹介した。  さらに、中国人観光客が日本を訪れる目的の1つが「買い物」であり、特に日本製の家電や化粧品などが人気を集めていると紹介。大型免税店は中国人観光客の人気の品を前面に打ち出して集客をはかっていると伝えた。さらに銀座の免税店で買い物をしていた中国人観光客の話として、「日本製品は品質が良いうえに、日本に来たからには日本でしか買えないものを購入したいと思うのは当然」と伝えた。  記事は日本観光庁の2014年4月-6月における統計を引用し、中国人観光客の1人あたり旅行支出が約21万円に達し、ショッピングでの支出が約12万円に達したことを紹介。日本では「消費増税によって落ち込んだ消費を中国人観光客が埋め合わせてくれると期待の声があがっている」と論じた。(編集担当:村山健二)(写真は人民日報のウエブ版「人民網」の4日付報道の画面キャプチャ)
中国メディアの人民日報は4日、中国で1日から国慶節(建国記念日)の大型連休となったことに対し、日本各地で中国人観光客の数が平時に比べて明らかに増えていると紹介した。(写真は人民日報のウエブ版「人民網」の4日付報道の画面キャプチャ)
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2014-10-06 10:15