博多もつ鍋いっぱち、天王寺店オープンで“いっぱちの味”に磨き

大阪で人気のもつ鍋店「博多もつ鍋いっぱち」が2014年10月1日に、大阪市阿倍野区に新店「博多もつ鍋いっぱち 天王寺店」をオープンした。大阪あびこ本店(大阪市住吉区)、大阪心斎橋店(大阪市中央区)に続く3店舗目。店舗を運営する株式会社タイキ(大阪市住吉区)代表取締役の松本大輝氏は、「博多で食べたもつ鍋店の味に衝撃を受け、店の社長に直訴して修業を始め、27歳の時に大阪のあびこに1号店をオープン。3年で5店舗体制をめざすが、将来は全国に博多もつ鍋の店舗を展開し、最終的には本場・博多に店を出したい」という目標に向け、“いっぱちならではの味”を追求している。
「博多もつ鍋いっぱち」のこだわりは、当店オリジナルのこだわりスープ。牛モツは国産の生のモツのみを使用し、時間をかけて煮込むことで、とろけるような食感と甘味を実現した。さらに、「柚子醤油もつ鍋」を開発して、爆発的人気となっている。
「柚子醤油もつ鍋」の他、伝統の「味噌味」、「辛味噌味」、「醤油味」、「しお味」のもつ鍋に加え、「モツすき焼き鍋」、「博多もつ鍋 水炊き風」、そして、モツ肉の代わりに豚肉スライスを使った「肉鍋」と、全8種類のもつ鍋を提供。特に味噌のブレンドは、季節に応じてブレンド内容を変えるなど、王道の味の中に新しい感覚を取り入れたもつ鍋にしている。さらに、熊本県直送の馬刺し、博多名物の「酢モツ」、「生センマイ」など、素材の鮮度にこだわったメニューも人気を得ている。
松本氏は博多で修業中に、修業していたもつ鍋屋の社長から「うちの店が君の店の近所に出店したらどうする?」と聞かれた時、「味で勝負して絶対に勝ちます」と断言したという。「新規の店は、既存店の『看板力』では絶対に劣る。勝ち残るには、絶対に負けない味への自信と根拠が必要」と、試行錯誤の末にたどり着いた「いっぱちの味」への自信を語っている。
「博多もつ鍋いっぱち」のスタッフは、東日本大震災の被災地で炊き出しを行い、もつ鍋や唐揚げなどを振る舞うなど、継続的に東北地方を中心にしたボランティア活動を行っている。「自分たちに出来ることなんて小さい事かもしれませんが、小さなことの積み重ねで大きい物に変えていけたら」(松本氏)と、現地での炊き出しなどの活動を続けている。積み重ねによって作り上げてきた“いっぱちの味”にもつながる取り組みといえる。(編集担当:風間浩)
大阪で人気のもつ鍋店「博多もつ鍋いっぱち」が2014年10月1日に、大阪市阿倍野区に新店「博多もつ鍋いっぱち 天王寺店」をオープンした。
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2014-10-06 11:15