中国で「iPhone 6」の事前予約 6時間で200万台、転売価格さらに暴落=中国メディア

 中国メディアの東方網は6日、米アップル社の最新スマートフォン「iPhone 6」「iPhone 6 Plus」が17日に中国で正式に発売されることを受け、中国国外から密輸品として持ち込まれたiPhone 6の価格が6割も下落していると伝えた。  正式な予約開始日より早く始まった中国でのiPhone 6の事前予約について、記事は正確な数字ではないとしながらも、各通信事業者経由の予約は100万台を超え、家電量販店などの小売経由での予約を合わせると「予約開始からわずか6時間で200万台に達した模様」と伝えた。  記事は、iPhone 6が正式に発売されることになったことで「中国のアップルファンらが歓喜すると同時に、転売目的でiPhoneを買い漁ったバイヤーらは落胆することとなった」とし、上海の携帯電話ショップを取材したところ、密輸品のiPhone 6の価格が一時の高値から6割も下落していたと紹介した。   一方、iPhone 6の密輸品を取り扱っていた転売業者からは「中国での発売開始が早すぎる」と不満の声があがっていると伝え、「発売前に在庫から売りさばこうと値下げ販売を行っている」と紹介。上海市内では一時1万元(約17万8420円)前後の値がついた16GモデルのiPhone 6が6000元(約10万7050円)ほどまで下落していたと伝えた。  続けて記事は、転売業者の話として「iPhone 6の密輸品の価格が高騰したのは、今年中に中国で発売されることはないと考えられていたため」と伝える一方、転売業者らの見込みが外れてしまったため、密輸品の価格が暴落したと伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C) adrianhancu/123RF.COM)
中国メディアの東方網は6日、米アップル社の最新スマートフォン「iPhone 6」「iPhone 6 Plus」が17日に中国で正式に発売されることを受け、中国国外から密輸品として持ち込まれたiPhone 6の価格が6割も下落していると伝えた。(イメージ写真提供:(C) adrianhancu/123RF.COM)
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2014-10-06 12:00