中国の高速鉄道列車「ドクターイエロー」 試験運転実施へ=中国メディア

 中国メディア・羊城晩報は4日、限界時速400キロメートルを誇る高速鉄道列車「ドクターイエロー」が同日より貴州省で高速試験運転を実施すると報じた。  記事は、四川省成都市から運ばれた高速鉄道列車「CRH380AJ-0203」が2日夜に貴州省の貴陽駅に運びこまれたと紹介。この列車は8両編成で、車体が黄色いことから「ドクターイエロー」と呼ばれており、最高時速380キロ、限界最高時速は400キロに達するとした。  建設中の貴広高速鉄道では9月18日より通称「ドクターホワイト」のCRH2-010Aを使った試験運転が行われていたが、同列車の最高時速が250キロであるため、新たに「ドクターイエロー」が運び込まれたという。  同高速鉄道の担当者によると、「ドクターイエロー」を用いた高速運転試験は4日よりスタート。検査時速は230キロから275キロとなっており、一部区間ではさらに高速運転をするとのことだ。  貴陽と広州を結ぶ全長857キロメートルの貴広高速鉄道は2008年10月に着工。設計時速は250-300キロで、従来22時間程度かかっていた両都市間が4時間未満でつながる。試験走行などが順調に進めば、年内に営業開始される予定だ。(編集担当:今関忠馬)(写真は羊城晩報の4日付報道の画面キャプチャ)
中国メディア・羊城晩報は4日、限界時速400キロメートルを誇る高速鉄道列車「ドクターイエロー」が同日より貴州省で高速試験運転を実施すると報じた。(写真は羊城晩報の4日付報道の画面キャプチャ)
china,technology,economic
2014-10-06 16:00