三菱電機、最新4Kテレビ「REAL 4K」は音響でも音楽ファンをうならせる

三菱電機が2014年10月30日に新発売する「三菱レーザー液晶テレビREAL 4K」は、業界初の技術を採用した高精細な映像だけでなく、音響もリアルで驚かされる――。10月7日から千葉・幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2014」での一般公開に先駆け、10月3日に東京・神田淡路町で開催された「FMレコパル 復刊記念イベント」にCEATECに出展される実機が持ち込まれ、その映像と音響が披露された。1960年代-70年代のオーディオブームさ中の1974年に創刊された「FMレコパル」に懐かしさを覚える“音にうるさい”人々も多く参加したイベントで、かつて音楽好きの憧れのオーディオセットであった「DIATONE」の大型スピーカーからの音響と思えるほどのリアルな音を出す「三菱レーザー液晶テレビREAL 4K」の実力を示した。(写真は、「FMレコパル復刊記念イベント」で会場の注目を集めた「REAK 4K」の音響システムについて解説の様子。サーチナ撮影)
「FMレコパル」復刊記念イベントは、1995年に休刊となった「FMレコパル」が、創刊40周年を記念して、今秋に1号限定で復刊することを記念して開催された。今年デビュー40周年を迎えたシンガー&ソング・ライター大貫妙子さんが音楽評論家の天辰保文さんと語り合うトークショーをメインに、DJのサッシャさんの司会で、小学館ライフスタイル誌編集局の宮澤明洋氏らが、「FMレコパル」と音楽についての話題を提供した。また、会場にはハイレゾ音響が再現できるAstell&Kernの携帯デジタルオーディオプレーヤーも展示され、来場者がその音質を体験していた。
このイベントの中で、ひときわ強烈な印象を残したのが、会場の正面に設置された「三菱レーザー液晶テレビREAL 4K」で流された映像だった。ジャズボーカリストのSHANTIさんが、赤いドレスで歌う映像が流れると、その歌唱力をリアルに表現する音響に、会場全体が動きを止めて聞き入ってしまった。
赤いドレスの色を色鮮やかに4Kで再現した技術は、「REAL」が業界で初めて4K液晶パネルのバックライトに採用した赤色レーザーとシアン色LEDによる再現力。赤色レーザーを使った純度の高い赤と、シアン色LED採用による純度の高い青・緑によって、4K映像のスタジオ規格ITU-R勧告BT.2020に対し色域カバー率80%以上という広色域を実現している。
また、大型スピーカーの音と聞き違えるほどにクリアで迫力の音響は、画面部分から分離独立したアルミ製円筒形状縦型スピーカーボックスを、ディスプレイの左右に配置することによって実現。オーディオ用スピーカーとして高いブランド価値のある「DIATONE」のブランドを刻印したスピーカーボックスは、中高音に強い「ツイーター」を2基、低音用の「ウーハー」、そして、低音の「デュアルパッシブラジエーター」2基のセット。これを左右に配置することで、総合出力58Wの迫力と臨場感を実現する。
三菱電機役員理事でリビング・デジタルメディア事業本部副事業本部長ブランド戦略推進部長の鈴木愛司氏は、「従来の薄型液晶テレビは、大画面ディスプレイをリビングに置いていただくことを重視することで、音響を犠牲にするところがありました。しかし、映画などのビジュアル・コンテンツを満足度高く楽しんでいただくには映像のみならず、音響も優れたものを提供する必要があります。今回、4Kの“REAL”を発売するにあたって、オーディオブランドのDIATONEで培ってきた音響技術を併せて提供することによって、新しい時代のテレビを提案したいと考えました」と、
「三菱レーザー液晶テレビREAL 4K」LS1シリーズの開発意図を語っている。
10月7日からの「CEATEC JAPAN 2014」では、「三菱レーザー液晶テレビREAL 4K」LS1シリーズを紹介する「REAL 4Kステージ」を設置。SHANTIさんの赤いドレスが印象的なジャズボーカルの映像を流す他、10月11日のCEATEC無料公開日には、三菱電機のブースでSHANTIさんを招いたイベントも開催する。(編集担当:徳永浩)
三菱電機が2014年10月30日に新発売する「三菱レーザー液晶テレビREAL 4K」は、業界初の技術を採用した高精細な映像だけでなく、音響もリアルで驚かされる。
business,company
2014-10-06 18:30