4℃は2Q業績が上ぶれ着地・過去最高も利益確定売りが先行して急反落

  4℃ホールディングス <8008> は、188円安の2041円と急反落して始まっている。前日6日大引け後に発表した今2月期第2四半期(2Q)累計決算が、期初予想を上ぶれ増益転換率を拡大して着地し、2Q累計業績として過去最高を更新したが、織り込み済みとして利益確定売りが先行している。同社株は、消費税増税後の小売り株が、「勝ち組」、「負け組」に2極化するなかで、「勝ち組」人気株として8月19日には年初来高値2460円まで買い上げられ、強弱感の対立から信用取組も、薄めながら0.37倍と売り長となっていた。 ■「4℃」ジュリーが好調に推移しSPA事業の不採算店閉鎖も寄与   2Q累計業績は、利益が期初予想を2億2600万円~1億4200万円上回って前年同期比5.1%増収、19.2%営業増益、13.1%経常増益、18.8%純益増益となり、過去最高を更新した。宝飾品のエフ・ディ・シィ・プロダクツグループでは、主力の「4℃」ジュリーの既存店の好調推移や「4℃BRIDAL」、「canal4℃」の積極的は出店拡大などで売り上げ、営業利益とも過去最高を更新し、アパレルメーカー(SPA)事業のアスティグループや三鈴などの伸び悩みをカバーして好決算につながった。   2月通期業績は期初予想を据え置き、売り上げ515億円(前期比5.1%増)、営業利益54億円(同10.1%増)、経常利益63億円(同11.6%増)、純利益37億5000万円(同17.8%増)と見込み、連続して過去最高利益を更新する。 ■目先売り一巡後に「勝ち組」人気も再燃しPER14倍台の割安修正も   株価は、今期第1四半期の増益転換業績が、期初予想の2Q累計業績対比で高利益進捗率を示し、自己株式を公開買い付けしたことが続いて年初来高値2460円まで買い進まれて、1986円と調整、小売り関連の「勝ち組」人気が再燃してこの調整幅の半値戻し水準でもみ合っている。きょう7日の急反落では25日移動平均線水準で下値を確認し、PERは14倍台と割安となっており、目先売り一巡後は売り方の買い戻しも加わって再度の「勝ち組」人気も想定される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
4℃ホールディングス<8008>(東1)は、188円安の2041円と急反落して始まっている。前日6日大引け後に発表した今2月期第2四半期(2Q)累計決算が・・・。
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2014-10-07 10:15