イオンは小動き、「農地バンク」活用しコメ生産に参入と報道

 イオン <8267> が前場に8円高の1125円まで買われたが、その後は押し戻され、後場には前日終値を割り込んでいる。  政府の「農地バンク」制度を活用し、同社がコメの自社生産に本格参入すると7日付の日本経済新聞が報じたものの、市場全体の様子見ムードもあり、反応は限定的となっている。  同制度は、耕作できなくなり他人に貸したいと考えている遊休農地を所有者が登録することで、希望する農業者や、新たに就農したい人に期間を定めて貸すことができるシステム。  イオンはすでに子会社を通じて農業に参入しているが、今回は同制度を活用し、まずは15年から埼玉県羽生市で稲作を開始し、埼玉県の独自ブランド米を栽培。今後は徐々に栽培地域を拡大していくとみられている。  イオンの株価は、1月8日に1484円の年初来高値を付けており、前週の9月29日には年初来安値の1081円まで下落している。(編集担当:片岡利文)
イオンが前場に8円高の1125円まで買われる場面があったものの、その後は押し戻され、後場には前日終値を割り込んでいる。
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2014-10-07 13:30