日経平均は小反発、JPX日経インデックス400採用銘柄が堅調=長島和弘
■今日の動きから
1月10日の東京株式市場、日経平均株価は31円73銭高の1万5912円06銭と小反発しました。3連休控え米雇用統計発表後の米国株式市場の動向を見極めようと様子見気分が強まりましたが、NISA口座のスタートに伴い、新株価指数「JPX日経インデックス400」に連動する、上場投資信託(ETF)の上場が今月末に控えていることから、押し目を拾う動きが見られ小幅ながら上昇に転じました。日経225採用で値上り銘柄数は100、値下り銘柄数は110、変わらずは15。東証1部上場値上り842銘柄、値下り793銘柄、変わらず143。全33業種中20業種が値上り。TOPIXは反発。マザーズは3営業日続伸。東証REITは5営業日ぶりに反発となりました。
日経平均採用銘柄では、主力の日立 <6501> が反発したほか、大住薬 <4506> が急騰し昨年来の高値を更新。日経寄与度の高いファーストリテ <9983> やソフトバンク <9984> も反発し、指数を押し上げました。
足利HD <7167> が上場来の高値を更新するなど、IPO人気が続いたほか、山一電 <6941> がストップ高と買われ好材料を発表した銘柄を積極的に物色する流れが続きました。
また、USEN <4842> やアコーディア <2131> などが高値更新と、JPX日経インデックス400採用銘柄も堅調となっており、外部環境の動きに敏感な地合いながら、物色意欲は旺盛といえよう。(執筆者:長島和弘)
日経平均採用銘柄では、主力の日立が反発したほか、大住薬が急騰し昨年来の高値を更新。日経寄与度の高いファーストリテやソフトバンクも反発し、指数を押し上げました。
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2014-01-10 16:00