マクドナルドが未定の今12月期予想を開示、最終赤字は170億円に
日本マクドナルドホールディングス <2702> が未定としていた今14年12月期の業績予想を開示した。
売上高は2210億円(前期比15.1%減、期初予想は2500億円)、営業損益は94億円の赤字(前期は115億24000万円の黒字、期初予想は117億円の黒字)の計画とした。
同社は中国・上海福喜食品の期限切れ鶏肉問題により、今期予想をいったん未定していたが、同問題に影響を受けた売上減や、信頼回復のための投資費用などが影響し、期初予想から大幅減額した計画に修正している。
また、原材料の廃棄費用、上海福喜問題での減損損失などで特別損失を計上することから、最終損益は170億円の赤字(前期は51億3800万円の黒字、期初予想は160億円の黒字)予想に転じている。
同時に発表されたマクドナルドの9月度月次動向では、既存店売上は対前年同月比で16.6%減となった。8月の同25.1%に続き、3カ月連続での2ケタマイナスとなっている。客単価は同1.2%減と小幅減にとどまったものの、客数が同15.6%減となり、回復傾向が見えない点が大きく響いた。
マクドナルドの7日の終値は68円安の2638円。取引終了後に会見を開くと報じられたことから、株価は後場に入り急落した。(編集担当:片岡利文)
日本マクドナルドホールディングスが未定としていた今14年12月期の業績予想を開示した。
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2014-10-07 16:45