日経平均は187円安で取引終了、先行き懸念で9月1日以来の安値
8日の日経平均株価は前日比187円85銭安の1万5595円98銭と続落して引け、終値としては9月1日以来の安値を付けた。世界景気の先行きに対する懸念が強まり、リスク回避の売りが先行。前場は安値圏でもみ合いが続き、日足チャートでは75日移動平均線を割り込む場面もあった。後場は円が対ドルで伸び悩んだため、日経平均も下げ渋ったが、戻りは限定的だった。
東証1部では、国際石油開発帝石 <1605> など資源開発株、マツダ <7261> など自動車株、住友ゴム工業 <5110> などタイヤ株、商船三井 <9104> など海運株、日立建機 <6305> など機械株が下落した。
個別では、15年5月期第1四半期で2ケタ減益のクリエイトSDホールディングス <3148> がさえない。14年8月中間期利益予想を下方修正した富士エレクトロニクス <9883> 、15年5月期第1四半期で営業益6割減のインテリックス <8940> などが軟調に推移し、竹内製作所 <6432> は15年2月期業績予想を上方修正したものの、利益確定売りが優勢となった。
半面、15年2月期業績予想を修正したファステップス <2338> や、世界最大の検査受託機関で3D細胞培養システムが採用された東洋合成工業 <4970> がストップ高を演じた。鳥インフルエンザ関連として関心が向かったファーマフーズ <2929> も高い。日本ライトン <2703> はLED関連銘柄として物色され、文教堂グループホールディングス <9978> はノーベル文学賞の思惑で買われたとの見方があった。(編集担当:宮川子平)
8日の日経平均株価は前日比187円85銭安の1万5595円98銭と続落して引け、終値としては9月1日以来の安値を付けた。
japan,economic
2014-10-08 14:30