王子HDが年初来安値に顔合わせ、9月中間期営業益は計画未達と観測

 王子ホールディングス <3861> が続落。9日の朝方は前日終値付近でのもみ合いとなったものの、その後に売りが台頭。午前10時3分には383円まで下落し、前日に示した年初来安値383円に顔合わせした。  同社の今3月期9月中間期の営業利益が、前年同期比2割減の210億円程度に減少したもようと、9日付日本経済新聞が報道。会社計画を60億円前後下回ったとの観測が売りを誘った。  パルプ市況の低迷による海外パルプ製造子会社の収益悪化、為替の円安進行による木材チップや石炭など原材料のコスト高騰、不動産や自動車向けチラシの需要減などが要因と見られている。売上高は計画の6600億円(前年同期比3%増)を下回り、前年同期とほぼ同水準の6450億円程度と見込まれている。  また、通期計画も原材料高などの影響で従来予想からの減額が予想されている。(編集担当:片岡利文)
王子ホールディングスが続落。9日の朝方は前日終値付近でのもみ合いとなったものの、その後に売りが台頭し。午前10時3分には383円まで下落し、前日に示した年初来安値383円に顔合わせした。
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2014-10-09 10:30