【株式市場】主力株が重くNY株は急反発だが日経平均は9月初の水準に戻る
◆日経平均の前引けは1万5478円93銭(117円05銭安)、TOPIXは1260.78ポイント(14.07ポイント安)、出来高概算(東証1部)は22億7056万株
9日後場の東京株式市場は、黒田日銀総裁が米国で日本の追加金融緩和の余地に言及したと伝えられたものの、明日がミニ日経225先物とオプションの清算値(SQ)算出日のためか手控え気分が強い相場となった。
機械受注統計を好感して前場は高かったファナック <6954> が13時頃から軟化し始め、首都圏の空室率改善と伝えられたものの三菱地所 <8802> も後場は軟調。日経平均は後場寄り後に軟調に転じてジリ安基調となり、9月1日以来の1万5500円割れとなった。
一方、米国で「エボラ出血熱」による初の死者と伝わり、バイオハザード設備を手がける日本エアーテック <6291> やダルトン <7432> (JQS)が急伸し、アゼアス <3161> (東2)は医療防護服を材料に連日急伸。また、文教堂グループホールディングス <9978> (JQS)はノーベル文学賞に村上春樹氏の期待が言われて連日急伸となった。13時に第1四半期決算を発表したパシフィックネット <3021> (東マ)は急伸のあと売買交錯となった。
本日8年ぶりの再上場となったすかいらーく <3197> (東1)は9時の売買開始と同時に公開価格1200円と同じ値段で売買が成立。その後1229円まで上げ、前引けは1159円。後場は公開価格の前後でモミ合い、終値は1143円。
東証1部の出来高概算は22億7056万株(前引けは10億1690万株)、売買代金は2兆1112億円(同9407億円)。1部上場1831銘柄のうち、値上がり銘柄数は165(同514)銘柄、値下がり銘柄数は1661(1146)銘柄。
また、東証33業種別指数は水産・農林1業種のみ値上がり(前引けは7業種が値上がり)し、値下がり率の低い業種は、小売り、繊維製品、電力・ガス、不動産、空運、輸送用機器、石油・石炭、海運、食品、などだった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
日経平均の前引けは1万5478円93銭(117円05銭安)、TOPIXは1260.78ポイント(14.07ポイント安)、出来高概算(東証1部)は22億7056万株。
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2014-10-09 15:30