日経平均は186円安で寄り付く、米国株安を嫌気

 10日の日経平均株価は前日比186円05銭安の1万5292円88銭で寄り付いた。世界景気の先行きに対する懸念が根強く、前営業日の大幅高の反動もあって急落した米国株を嫌気した売りが先行した。  個別では、15年2月期業績予想を下方修正したプレナス <9945> が売り気配スタート。15年3月期の営業利益予想を下方修正した日水製薬 <4550> も軟調。14年9月中間期業績予想を下方修正した日本車輌製造 <7102> もさえない。日本人のノーベル文学賞受賞期待から足元で急伸していた文教堂グループホールディングス <9978> 、丸善CHIホールディングス <3159> も売り気配となった。  半面、15年8月期で営業益38%増を見込んだファーストリテイリング <9983> はしっかり。グリー <3632> 、サイバーエージェント <4751> 、エイベックス・グループ・ホールディングス <7860> が上昇した。各社はそれぞれLINEとの合弁会社設立を発表した。15年2月期業績予想を上方修正した松屋 <8237> も堅調。(編集担当:宮川子平)
10日の日経平均株価は前日比186円05銭安の1万5292円88銭で寄り付いた。
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2014-10-10 09:15