【話題】NYダウ急落し日経平均も75日平均を割り「逆行型」上場投信に注目余地
昨夜のNYダウは334.97ドル安(1.97%下落)の1万6659.25ドルとなり、今年最大の下げ幅を記録。今年最大となった前日の上昇分を帳消しにした。
これを受け、今朝の日経平均も朝方は200円安の1万5200円台となり、ミニ先物とオプションの清算値(SQ)算出と重なって上値の重い始まりとなっている。こうした局面では「森より木」といわれるように、好業績の個別材料株を選別買いすることが肝心といわれる。ただ、ここでは、全体相場が下押す局面で「ヘッジ」の意味合いを込め、日経平均やTOPIXが値下がりすると値上がりする上場投信(FTF)に注目してみたい。こうした投信を買えば、手持ちの株式が全体相場に連動して下げるような場合、かなり穴埋めしてくれる可能性がある。
「ヘッジ」なら、ミニ日経225先物を売り建てる投資が最も直接的な投資になるが、先物は裏目に出たときに追い証のリスクがある。この点でリバース(逆行性)型の上場投信なら、普通に株式を買うのと同じで、買ったあと値上がりを待つのみ。値下がりした場合は普通に売却すれば済む。
【今朝、東証1部の値上がり率上位に登場している主なリバース(逆行性)型の上場投信】(略称、カッコ内は銘柄コード番号)
TOPIXベア2倍(1356)、日経ダブルインバース(1357)、TOPIXベア(1569)、日経平均ベア(1580)、NF日経インバース(1571)、NN・NYダウベア(2041)など。
投資のコツとしては、今朝のように日経平均の下げが朝一番から激しい場合は目先的な高値をつかむ危険(日経平均で言えば安値を得る危険)があるため、日経平均が再び下げそうな局面で注目することが肝心のようだ。
日経平均は昨日から75日移動平均を割り込み、しばらくは「戻り売り」に転じた様子がある。また、NYダウは今年最大となった前日の上昇分を消した。こうした局面では、リバース(逆行性)型の上場投信を多少は保有しておいてもいいかもしれない。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
昨夜のNYダウは334.97ドル安(1.97%下落)の1万6659.25ドルとなり、今年最大の下げ幅を記録。今年最大となった前日の上昇分を帳消しにした。
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2014-10-10 11:15