日経平均は178円安で取引終了、終値で8月13日以来の安値
10日の日経平均株価は前日比178円38銭安の1万5300円55銭と4日続落し、終値としては8月13日以来の安値を付けた。
世界的な景気減速懸念を背景に、米国株の急落を嫌気した売りが先行。前場は安値圏で停滞し、後場は下げ幅が260円に迫るなど一段安となった。終盤になってドル・円が戻り歩調を強めると、日経平均も下げ幅をやや縮小したが、3連休前ということもあって積極性は乏しく、戻りは限られた。
個別では、15年2月期業績予想を下方修正したプレナス <9945> は東証1部で値下がり率トップ。利益予想を下方修正したポケットカード <8519> の下げもきつい。14年9月中間期業績予想を下方修正した日本車輌製造 <7102> も軟調。14年11月期業績予想を下方修正したアクトコール <6064> は一時ストップ安を付けた。
また、日本人のノーベル文学賞受賞への期待はく落で、文教堂グループホールディングス <9978> がストップ安配分され、丸善CHIホールディングス <3159> も売られた。
半面、15年8月期で営業益38%増予想のファーストリテイリング <9983> は上昇した。LINE(東京都渋谷区)と新会社設立を発表したグリー <3632> は高い。郵便局内に認可保育所を開設すると報じられたJPホールディングス <2749> も物色された。15年9月期で大幅増益を見込んだフィンテック グローバル <8789> なども買われている。(編集担当:宮川子平)
10日の日経平均株価は前日比178円38銭安の1万5300円55銭と4日続落し、終値としては8月14日以来の安値を付けた。
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2014-10-10 15:00