津田駒が今11月期の営業益予想を黒字から14億円の赤字に修正

 津田駒工業 <6217> が10日引け後、今11月期の業績予想の修正を発表した。  通期の売上高は従来予想の400億円から355億円(前期比13.8%減)に引き下げ。営業損益は1億5000万円の黒字から14億円の赤字(前期は5億1200万円の赤字)に、最終損益は1億円の黒字から15億5000万円の赤字(同6億9800万円の赤字)に大幅減額し、赤字幅が拡大している。  繊維事業において、中心市場となる中国で在庫調整の進展が見られないことや、綿花価格の下落もあり設備投資が回復しておらず、工作機械関連事業では工作機械業界や自動車業界が回復基調にあるものの、当初予想した伸びには至っていないため、業績予想を見直したという。  同社の今期の第3四半期業績は、売上高が前年同期比7.5%減の260億7500万円、営業赤字は10億800万円(前年同期は6億9200万円の赤字)に終わっている。また、未定としていた期末一括配当については、業績予想の修正に伴い、無配とすることも発表している。  津田駒の10日の終値は、4円安の140円。同社株は5月21日に128円の年初来安値を付けている。(編集担当:片岡利文)
津田駒工業が10日引け後、今11月期の業績予想の修正を発表した。
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2014-10-10 21:00