【株式市場】NY株急落に押されるがトヨタなど75日線で下げ渋り材料株は活況
◆日経平均の終値は1万5300円55銭(178円38銭安)、TOPIXは1243.09ポイント(17.69ポイント安)、出来高概算(東証1部)はSQ算出が加わり28億5163万株
10日後場の東京株式市場は、トヨタ自動車 <7203> やキヤノン <7751> が次第に下値を切り上げ、ソニー <6758> は75日移動平均に支えられるように下げ渋り、主力株に底堅さが舞い戻る様子になった。月曜を含めて3連休を控えるため上値は重かったものの、終盤は日経平均の先物に幾分かは買い戻しが入った様子で、日経平均は13時30分過ぎの257円10銭安(1万5221円83銭)を本日の下値として持ち直した。
バイオハザード設備を手がける日本エアーテック <6291> が「エボラ出血熱」を思惑材料に連日高値を更新し、防護服のアゼアス <3161> (東2)は連日ストップ高の高値。無料通話アプリ「LINE」が提携先として発表したグリー <3632> も高く、業績好調だったファーストリテイリング <9983> や業績予想を増額したイグニス <3689> (東マ)なども高い。一方、作家・村上春樹氏のノーベル文学賞を期待して昨日まで3日連続ストップ高の文教堂グループホールディングス <9978> (JQS)はストップ安。
上場3日目のヤマシンフィルタ <6240> (東2)が高値を更新し、上場2日目のすかいらーく <3197> は公開価格の1200円は下回って推移したが終値は1138円(5円安)と底堅い。
東証1部の出来高概算はミニ先物とオプションの清算値(SQ)算出のため増加し、28億5163万株(前引けは15億5866万株)、売買代金は2兆6877億円(同1兆4765億円)。1部上場1832銘柄のうち、値上がり銘柄数は125(同125)銘柄、値下がり銘柄数は1664(同1661)銘柄。
また、東証33業種別指数は前引けと同様に全業種が値下がりし、値下がり率の低い業種は、水産・農林、不動産、倉庫・運輸、医薬品、陸運、小売り、証券・商品先物、建設、電力・ガス、サービスなどだった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
日経平均の終値は1万5300円55銭(178円38銭安)、TOPIXは1243.09ポイント(17.69ポイント安)、出来高概算(東証1部)はSQ算出が加わり28億5163万株。
economic
2014-10-10 15:45