中国高速鉄道の発展は「追随から牽引へ」=中国メディア

中国メディアの東北新聞網は10日、中国は時速200キロで走行する高速鉄道の技術を海外から導入してからわずか数年で時速350キロで走行可能な車両を開発したと主張する記事を掲載し、「中国の高速鉄道は追随する立場から牽引する立場へと変化した」と論じた。
記事は、中国で相次いで開通した高速鉄道について、「もともと数十時間もかかっていた行程を、中国人は自らの知恵と実力でわずか数時間にまで短縮させることに成功した」と主張。さらに中国高速鉄道の急速な発展ぶりは「世界を驚かせた」と主張した。
続けて、輸送人員の多さを見れば、「高速鉄道が中国人の生活や経済において必要不可欠な存在となったことが分かる」とし、高速鉄道の速度や移動効率の高さを通じて「中国人はハイテクノロジーの恩恵を実感していることだろう」と論じた。
さらに中国高速鉄道は震災時の救援や軍事面での輸送においても重要な役割を果たしていると主張し、中国南部で地震による被害が発生した際には大量の物資や救助隊が高速鉄道で現地入りしたと紹介。さらに、軍事面でも兵士や軍事物資の輸送は極めて重要だと主張し、日清戦争でも勝敗を分けた要素の1つに日本と中国の「鉄道網」の差に起因する輸送能力の差があったと主張した。
記事は、中国高速鉄道は「もはや他国を追随する存在ではなく、他国を追い抜き、世界をリードする存在となった」と主張し、15年間で急速に発展したその歴史は「中華民族の輝かしい復興を示すものだ」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真は「CNSPHOTO」提供)
中国メディアの東北新聞網は10日、中国は時速200キロで走行する高速鉄道の技術を海外から導入してからわずか数年で時速350キロで走行可能な車両を開発したと主張する記事を掲載し、「中国の高速鉄道は追随する立場から牽引する立場へと変化した」と論じた。(イメージ写真は「CNSPHOTO」提供)
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2014-10-10 17:15