大幸薬品株価に勢い、3000円乗せ早そう、『クレベリン』に需要とマーケット人気に拍車
大幸薬品 <4574> が本格出直りとなっている。2009年3月に上場し現在まで株式4分割と3分割を行っている。
権利修正の月足チャートに置き直して見れば、707円で上場スタートし2009年8月に4830円と大きく買われた。その後、2012年5月には582円まで下げ、上場時始値を下回ったが、ここに来て4年ぶりに2500円台に乗せ本格出直りといえる展開である。
とくに、月足チャートでは長期間におよぶほぼ600―1000円の大きいモミ合いを上放れた足となって基調的には上場来高値4830円(権利修正)を目指した展開とみてよいだろう。ただ、足元では、24ヶ月線との乖離率が100%を超えているため、小幅の調整を交えながらの上値追いということになりそうだ。
テーマ性は十分である。ウイルスや菌を99%除去する、『クレベリン』のヒットがある。とくに、ここに来て、風邪ウイルスの特効薬とされてきたタミフルが効かない新型インフルエンザが報道されていることも、いっそう、需要増と共にマーケットでの人気に拍車を掛けている。クレベリンをデスクの上などに置いておくだけで空中殺菌効果が期待できるからだ。
今3月期の0.8%増収、営業利益2.7%増益、1株利益70.9円の見通しは、上振れる可能性は極めて高いものとみられる。
足元での2560円台はPERが約36倍とマーケット平均の16倍前後を2倍強上回っている。とくに、割安感が目立つ水準ということではない。
しかし、風邪のシーズンと関連ヒット商品の好調、業績の上振れ期待を考えると上げ足に勢いが増していることから一気に3000円台へ乗せる可能性は強いだろう。強気で臨んでよい銘柄といえる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
大幸薬品<4574>(東1・売買単位100株)が本格出直りとなっている。2009年3月に上場し現在まで株式4分割と3分割を行っている。
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2014-01-11 16:15