「韓国ブランド」の存続に貢献した中国人観光客=韓国華字メディア

韓国メディアの亜洲経済(華字版)は10日、旺盛な消費意欲を持つ中国人観光客が韓国に巨大な経済効果をもたらしているとし、また観光客を含めた中国の消費者らは「韓国で倒産の危機にあった一部のブランドの存続にも貢献している」と論じた。
記事は、韓国国内ではすでに競争力を失っており、倒産の危機に直面していた一部の化粧品ブランドやヘアケアブランドが中国人消費者の間で人気となっていると紹介し、ロッテ免税店でこうしたブランドを購入するのは8-9割が中国人観光客だというデータがあると紹介した。
続けて中国人消費者に人気となっているブランド名として化粧品ブランドのコリアナの名を挙げ、「コリアナは1990年代には市場をリードする企業だったが、2000年代にリーダーとしての地位を失った」と紹介。一方でコリアナは近年、中国人観光客に「起死回生の希望を見出している」とし、実際に明洞(ミョンドン)にある店舗を訪れる客の8割が中国人だと伝えた。
同じく化粧品ブランドのチャームゾーンも「中国人消費者のおかげで復活したブランドの1つ」と紹介。90年代末に韓国で3大化粧品ブランドの1つに数えられたチャームゾーンは新興ブランドの台頭によって地位を奪われたとしながらも、「今年に入ってから免税店の売り上げは前年比28%増となり、中国国内での売り上げも伸びている」と紹介した。
そのほかにも記事は、法廷管理にもとにあるバッグメーカーが中国人消費者の間で人気となり、免税店のみで購入できる中国人向け製品を投入するなどの策を講じ、韓国国内で8店の免税店を構えるまでになったと紹介した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
韓国メディアの亜洲経済(華字版)は10日、旺盛な消費意欲を持つ中国人観光客が韓国に巨大な経済効果をもたらしているとする一方、「韓国で倒産の危機にあった一部のブランドの存続にも貢献している」と論じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-10-12 11:15