中国のスマホ市場 サムスンの脅威はiPhoneではない!?=中国メディア

 中国メディアの環球網は10日、米国の投資情報サイト「The Motley Fool」の報道を引用し、米アップル社の最新スマートフォン(スマホ)「iPhone 6」がまもなく中国で発売され、サムスンの「Galaxy Note 4」と競争の幕が開くと伝えた。  記事は、ネット通販サイト「京東」の分析を引用し、17日に正式に発売されるiPhone 6の京東における予約台数が500万台に迫る勢いと紹介。  さらにアップルとサムスンの競争ばかりが注目されがちだが、忘れてはならないスマホメーカーとして中国の小米(シャオミ)の存在を挙げたうえで、小米のスマホ「小米4」はGalaxy Note 4に似たスペックを持ちながら価格はGalaxy Note 4の半分だと指摘した。  続けて、小米のスマホが低価格である理由は「マーケティングやプロモーションのコストが競合他社に比べて少額で済むため」とし、小米は実店舗を持たずネット上でスマホを販売していることを指摘。さらに市場シェア獲得のためには低い利益率を厭わない小米は、2014年第2四半期に中国で14%ものシェアを獲得したと紹介し、サムスンやレノボは12%、アップルのシェアは6%に留まっていると指摘した。  また記事は、中国では高価なiPhoneは「所有することで身分を示すことができる製品だ」とし、小米とはターゲット層が異なると指摘。一方で、小米と直接的に競合となるのはサムスンの製品であり、サムスンにとっては小米こそが脅威だと主張した。  続けて、中国では「ハイエンド市場はiPhoneが独占し、ローエンド市場は小米を中心とした中国メーカーが独占するだろう」と主張。アップルと小米に挟まれたサムスンは今後、戦略上の難しい舵取りを迫られることになると論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの環球網は10日、米国の投資情報サイト「The Motley Fool」の報道を引用し、米アップル社の最新スマートフォン(スマホ)「iPhone 6」がまもなく中国で発売され、サムスンのGalaxy Note 4と競争の幕が開くと伝えた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-10-12 11:15