日経平均は一時1万5000円割れ、連休中の米国株安を嫌気
連休明け14日の日経平均株価は前週末比263円68銭安の1万5036円87銭で寄り付いたあと、下げ幅を300円超に拡大。取引時間中としては8月11日以来の1万5000円割れとなった。世界経済への先行きを懸念した売りが加速して米国株が連日で急落したため、東京市場でもリスク回避の売りが優勢となった。
個別では、14年11月期業績予想を下方修正した津田駒工業 <6217> が下落した。7―9月期で前年同期より1割強の営業減益と報じられたスズキ <7269> も軟調。14年11月期業績予想を下方修正したネクス <6634> は売り気配。日本人のノーベル文学賞受賞期待で買われていた文教堂グループホールディングス <9978> には利益確定売りが継続した。
半面、15年8月期の増収増益予想や自社株買いを発表した島忠 <8184> や、15年2月期業績予想を上方修正した高島屋 <8233> が買われた。14年9月中間期業績予想を上方修正したミマキエンジニアリング <6638> 、14年12月期の業績および配当予想を上方修正したムゲンエステート <3299> も高い。
米国でエボラ出血熱の二次感染の可能性が浮上して米国株式市場で防護服メーカーの株価が上昇したことを背景に、東京市場でも防護服を取り扱うアゼアス <3161> は買い気配スタート。(編集担当:宮川子平)
連休明け14日の日経平均株価は前週末比263円68銭安の1万5036円87銭で寄り付いたあと、下げ幅を300円超に拡大。
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2014-10-14 09:15