ティムコは26週線抜きボックス上放れ、低PBRに見直し余地
フィッシング用品やアウトドア用品のティムコ <7501> (JQS)の株価はボックス展開だったが、上放れのタイミングが接近しているようだ。低PBRに見直し余地があり、前期(13年11月期)決算発表も控えている。きっかけ次第で動意付く可能性があるだろう。
フィッシング用品やアウトドア用品の企画・開発・販売を展開している。フィッシング用品は一部地域で放射線風評被害の影響を残しているが、アウトドアブームも追い風として、アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の商品力強化や、直営店舗「フォックスファイヤーストア」の収益力向上に取り組んでいる。
前期の業績(非連結)見通し(7月3日に減額修正)は、売上高が前々期比4.5%増の29億29百万円、営業利益が23百万円(前々期は6百万円の赤字)、経常利益が29百万円(同3百万円の黒字)、純利益が10百万円(同79百万円の赤字)としている。増収効果で営業損益が改善するようだ。
今期(14年11月期)については、富士山の世界文化遺産登録や20年東京夏季五輪開催決定の効果で、登山・アウトドア・スポーツ関連ブームの盛り上がりが予想され、商品力強化やアウトドア直営店出店の効果も期待される。福島第一原発の汚染水問題が解決に向けて動き出せば、放射線風評被害の影響を受けていたフィッシング関連の需要回復に繋がるだろう。収益改善が期待されそうだ。
株価の動きを見ると、11月に629円まで急伸する場面があったが人気が続かず反落し、概ね550円~600円近辺でのボックス展開が続いている。ただし足元では12月25日の542円で下値を確認して急反発の形となり、ボックス上放れの構えを見せている。1月7日には600円まで急伸した。
1月10日の終値578円を指標面で見ると、前期推定PER(会社予想のEPS3円55銭で算出)は163倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.1%近辺、実績PBR(前々期実績のBPS2374円43銭で算出)は0.2倍近辺である。週足チャートで見ると大勢としては550円~600円近辺でのボックス展開だが、足元ではレンジ下限から急反発して13週移動平均線も回復した。低PBRに見直し余地があり、ボックス上放れのタイミングが接近しているようだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
フィッシング用品やアウトドア用品のティムコ<7501>(JQS)の株価はボックス展開だったが、上放れのタイミングが接近しているようだ。
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2014-01-12 13:00