カッパHDが軟調、減損計上で業績予想を最終赤字に修正

 カッパ・クリエイトホールディングス <7421> が軟調。朝方に37円安(3.3%安)の1094円まで売られたが、その後は下げ幅を縮小している。前場の終値は6円安の1125円。  同社は10日引け後に、今3月期の9月中間期・通期の業績予想の修正を発表し、嫌気された。  中間期の営業利益は従来予想の6億8000万円から7億8000万円(前年同期の3.6倍)に引き上げたものの、最終損益は5億円の黒字から11億8100万円の赤字(前年同期は29億4300万円の赤字)に減額している。  営業利益の増額は高価格帯商品の投入やコストの削減が寄与した一方、最終損益の大幅減額は、保有固定資産について減損損失17億9400万円を計上したことなどが要因となっている。  通期予想については、営業利益を10億6000万円から8億3000万円(前期は18億6100万円の赤字)に、最終損益は7億円の黒字から12億3000万円の赤字(同71億400万円の赤字)に引き下げた。  カッパHDは2日にコロワイド <7616> による買収方針が報道され、株価が急騰。同社は買収が検討されていることは認めたが、「現時点で決定した事実はない」とコメントしている。(編集担当:片岡利文)
カッパ・クリエイトホールディングスが軟調。朝方に37円安(3.3%安)の1094円まで売られたが、その後は下げ幅を縮小している。
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2014-10-14 11:30